よもやま話
よもやま ま〜てぃんシリーズ(44)
2018年05月04日
 どういう人が治りにくいのか?(1)

 日常診療をしていて、同じような治療をしていても、それに対しての反応度合いが人によってかなりの差があることを実感します。中にはどうしても症状が改善しにくい人もおられます。これには種々の要因があるのですが、特に心(ココロ)の問題で根深いものを抱えておられる人は、それが治癒を妨げていると考えられることが少なくありません。

 『心はなぜ腰痛を選ぶのか』(ジョン・E・サーノ著)という著書の中には、

 1. 幼少時に発生した感情は永遠に無意識下に留まり、一生の間に精神症状や身体症状となって現れることがある。

 2. 憤怒、悲嘆、恥辱など、苦痛を伴う、厄介で恐ろしい強烈な感情は無意識下に抑圧される。

 3. 抑圧された感情は常に意識に浮上しようとしている。つまり、無意識を抜け出し顕在化して、はっきり意識される状態になろうとする。

 4. 精神症状であれ身体症状であれ、その症状の目的は、心から身体へと注意をそらすことによって、抑圧された感情が意識上に浮上するのを妨げようとすることである。これは回避戦略である。

と重要ポイントがまとめて書いてあります。

 また無意識下の憤怒には3つの原因が考えられるとして、以下を挙げています。

 1.幼少時に発生し、今に至るまで発散されていないもの。

 2.自ら課すプレッシャーによるもの。強迫観念の強い人。完全主義者、善良主義者に多い。

 3.日常生活での実際のプレッシャーに対する反応。
 
 実際に私も診療をしていて、身体所見をみると、精神的ストレスを溜め込んでいるだろうなと思える人が多くおられますが、ご本人に聞いてみるとそれを自覚されていない人が少なくありません。

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