よもやま話
よもやま ま〜てぃんシリーズ(46)
2018年05月18日
 東洋医学からみた肩こり(1)

 これまで東洋医学についての基礎知識をざっくりと解説してきました。それを踏まえて、肩こりというものを東洋医学の視点からみればどうなのかをお伝えしていきます。肩こりも含め、そもそも運動器疾患(整形外科的疾患)は臓腑との関わりがあることが多いのです。

 では、肩こりの病因から考えましょう。

 病因としては、まず七情不和が多くみられます。とりわけ、「怒」の感情に由来するものが目立ちます。他には、飲食不節とそれに伴う痰飲や労逸(肉体過労、精神過労、長時間の同一姿勢)などが挙げられます。

 『顔の化学』には、「顔の形」は、遺伝的に決められている形から、その人が常時保っている精神と身体の状況による影響と、顔面骨格に作用する外力の影響により、意外に容易に変化するとし、その理由の一つとして習慣性の身体の使い方の偏りを指摘しています。

そして、習慣性の身体の使い方の偏りを主に三つ挙げています。まとめると、

 1.咀嚼習癖(片側噛みの癖):この習慣を治すには、意識して普段噛まない側の歯で噛む習慣をつけるのと同時に、ガムを使った咀嚼訓練を行うこと。

 2.睡眠姿勢習癖:だいたい右側か左側かどちらかを向いて、つまりどちらかを下にして眠る癖である。これも下になった側の顔面がつぶれ歯並びがゆがむ。ふせ寝では、頭・顎・歯列・脊椎に変形が及ぶ。

 3.口呼吸習癖:口呼吸は多くの疾患をもたらし、特に免疫疾患を引き起こすことがある。

 これらを東洋医学的にみれば、気の偏在(特に左右での気の偏在)から病が生じるといえます。この気の偏在から肩こりが生じてもおかしくないでしょう。したがって、習慣性の身体の使い方の偏りも、肩こりの病因として考えられます。
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